2015年09月28日

俺たちゃ「ドロー組だあ~」

 落語会が終わったら、いつものメンバーなら「次は〇〇日にどこそこで」と言って解散する。まあ、お茶を飲んだりはしても酒を酌み交わすことはない。私も萬年さんも江香さんも落語・講談をするのが目的で集まっているのであって、酒の席など苦手だし求めてもいない。
 けれど、遠くからわざわざ出演してくれたらそうもいかない。ささやかな酒席を設けることにしている。
 日曜日は遠くから[三重の名張]らいむ君が来てくれたので和歌山駅近くで一時、楽しんだ。
 その席で、らいむ君が言った。
「この年になって、落語をやって楽しんでられるのって、人生の勝者ですね」
 私は敗者ではないが勝者とも思っていないので、
「いや、ドロー違うやろか」
と言った。仲間はいまだに働いている者がほとんどで、私はと言えば僅かな年金にもかかわらず、仕事もせず、いわゆる質素な貧乏暮らしには違いないが、のんびり落語を聞いて貰って楽しんでいる。敗者ではないが決して勝者でもあるまい。いわば、弥次郎兵衛みたいに勝ちと負けが平衡して、どちらに傾かず、しかし弥次郎兵衛が努力しての結果ではない。
 勝ち負けが混ざり合って混沌とした状態こそがドローと言うわけだ。
 雨をも風をもやり過ごす。無理をせず、決して争わず、ただニコニコ笑っている。それがドローだ。
   


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2015年09月27日

「ひるさがり亭」9月席 THE END

 「ひるさがり亭」9月席、盛会の内に終えることができました。
 江香によりますとお客さんは17名だったそうです。
 開演は一時でしたが、12時過ぎにお客さん第一号が来られました。泉南から来られたご夫婦で、今回が三回目、常連さんです。毎月やっていますので少しずつ常連さんが増えているようです。有り難いことです。
 以前は寄席に何人来てくれるかやろか、そして、終わったら終わったで何人来てくれたと、そんなことが話題になりました。
 ところがこの頃では、お客さんと、言葉は交わすことはなくても、一体感を感じることがあります。ひるさがり亭が「ホッ」と一息できるのんびりした空間になっているのです。
 どうして落語をしているのか?自分自身時々迷い道に踏み込んだみたいに、茫然と立ち尽くすことがありましたが、こうして見知らぬ人とつながることができて喜んでいる自分がいることに気が付きます。
 だれかが、大きな会場でたくさんのお客さんの前でお喋りしていてもちっとも羨ましくはありません。
 「ああ、あ。今日も楽しかったぁ」と思えるのがうれしいのです。
   


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2015年09月26日

 「ひるさがり亭」9月席のお知らせ

 恒例「ひるさがり亭」9月席は以下の通り執り行います。
 皆様、よろしくお願いいたします。

日時  9月27日(日曜日) 午後1時開演
場所  「黒江ぬりもの館」 2階ギャラリー
     海南市黒江680 ℡073-482-5321

出し物  始末の極意 
     雑賀孫市ー和歌川の決戦[講談]
     猫と金魚
     寝床

    入場無料
       
  
  


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2015年09月24日

 古書修復続き

 雑誌(大阪弁)を買ったのは、 前にも書いたが国立国会図書館でプリントアウト出来る大阪落語の速記本がいくつもあった。それを現代語に打ち直すのに必要だからだ。
 パソコンに取り込めるのは速記本の画像であるのでさらにワードに打ち込んでいて、その作業の中でちょいちょい「これはどういう言葉やろ」とわからない言葉が出てくる。無論、口演の速記であるので、どうしても文章語にならざるを得ないのは仕方がない。それでも、当時の落語はこんなだったのかと雰囲気がそこはかとなく伝わってくるのが面白い。
 万歳に押される前の[しっとりとした、落ち着いた落語]が見えてくるのが不思議だ。
 今のところ、自在丸、甘い医者、高野駕籠、地震加藤を打ち込んだが、やっぱりオチがもう一つだ。その噺が滅んだのにはそれだけの理由があるということか。しかし、折角先人が残した話だ。プロは生活が懸かっているから受けない話をわざわざ演じるのも大変だ。気楽な素人がやるというのも一興。

  


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2015年09月24日

古書修復

 雑誌「大阪弁」 全7冊を約3400円を古本屋で購入したのが昼過ぎに届いた。発行が昭和26年8月1日だ。第一集から順次発行されたはずだがそれぞれの発行日は不明。
 ハードカバーの単行本なら50年くらいは平気だが雑誌となると紙がパサパサでちょっと乱暴に扱ったら「ピリッ」と破れてしまう。
 それに表紙もソフトカバーなので読むには頼りないので包装紙を家人に貰ってカバーをつけることにした。
 つける前の表紙の絵が面白かったが雑誌そのものを破損から守るためには仕方なかった。
 大阪弁とあるので、大阪弁の記事や研究がどっさり載っているのかと思ったらそうではなかった。いわゆる郷土誌に大阪の思い出や小説、俳句、川柳、町の歴史が乱雑に詰め込まれていた。整然とした風体よりも時代や大阪の街そのもの空気を味わうことが出来て面白い。
 
  


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2015年09月22日

落語とヴァイオリンの饗宴

 昨夜は私たち関西大学落語大学の後輩、桂三歩君が「第18回大桑文化奨励賞」をし、その受賞記念イベントでした。
 もう一人はヴァイオリンの寺下真理子さん。大層な美人でした。
 場所は県立図書館の二階メディア・アート・ホール。
 開場して舞台上に山台がありましたが、その上の見台・膝隠しがやや左にずれていてそれがたいそう気になりましたが直すわけにもいきませんでした。
 客席は寺下さんをみようというお客さんが着飾ってたくさん詰めかけていて、落語会とはやや異なる雰囲気でした。落語大学からは私の同期が5人、後輩二人、関係者4人でした。
 まあ、生演奏ですから「ほー」と言う感じ。落語とジャズのコラボは一つの型として東京の噺家が演じているようです。
 三歩君にはやややりにくい空気であと思ったのですが何のなんの、爆笑の連続でした。やっぱりプロの力は並やないです。
 で、私は彼が文枝一門でもあるし、現文枝師匠は開けた方やから、
さらに芸風を大きくするためにの桂文左衛門を襲名してほしいと思いましたね。「三歩」はどうあっても前座名です。
 さらに飛躍するためにも・・・和歌山の為にも・・・お願い・・・します。  


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2015年09月20日

栄谷午神敬老会

 午神自治会さんから敬老会に出演依頼があったのは一月ほど前だったでしょうか。記憶が曖昧で・・・。会長さんが電話を下すったのがニュース和歌山に記事が載ってから何か月かのちのことだった。敬老会の計画段階で「この坐・噺の会というのを呼んでみようか」と言うことになったのだろう。
 会式が10時。和歌山大学の学生さんのマジックの予定だったが、急なキャンセルで出し物は落語と講談だけだった。
 会場には地区役員の方を含めて31人の方に聞いていただいた。   忍狂  ちりとてちん
  江香  真田幸村大坂出陣
  大変よく聞いて下すってありがたかった。
 会が終了後、近くにある自治会館でお弁当を頂いた。
「ごちそうさまでした」
 で、その場で、
「近頃は住民の皆さんも年と共に家から出ることが少なくて、寒くなったら余計です」と言われるので、 
「それじゃ、この自治館で落語会をさせてください」と提案した。会長さんも乗り気の御様子。
 もし、午神寄席が実現したら、何を聞いていただこうかあれこれ考えたらうれしくなった。
 冬なら「不動坊」かな?
 本日のお客様31人。ありがとうございました。

  


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2015年09月17日

中野上寄席

 今日も早朝から雨。
 けれで中野上公民館に着いた頃は雨も止んで光が射してきた。
 今日、この公民館に呼ばれたのは昨年、老人劇団「げんき座」の前座に出たのがきっかけだった。今年の四月に公民館の方から電話を頂いたのだ。ずっと先のことだなぁと思っていたのに今日になった。
 12時半に会場入りして舞台設営を完了。その後はいつものように三人で無駄話。稲むらの火の館で「いつも三人ですか」と尋ねられ「はい、三人とも友達がいないものですから」と言うたのも満更外れてはいない。ほんまに友達がいなくて他の二人が貴重な友人なのだ。
 で、中野上寄席に戻って、お客さんは25人。
 まあ、前説からずいぶんと受ける。お客さんの感度のよさに助けられる。我々が受ける受けないはお客さんの感度が約9割を占めているのだから。
 出し物は、
  萬年さん   江戸荒物
  江香さん   真田幸村大坂出陣
  忍狂      壺算

「また、来年の今頃に」という館員さんの言葉をうれしく聞いて会場を後にする。
 これからの予定は、
 9月20日が和歌山市の栄谷の敬老会
 9月27日が黒江ぬりもの館「ひるさがり亭」
 これが無事終了したら9月の予定が終わる。



  


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2015年09月16日

 紀美野町老連女性部会

 天気予報は雨。昨日の内に舞台道具を軽トラに積みこんで準備万端。会場は町の福祉センター3階の多目的ホール。椅子が70脚並べてあった。
 紀美野町の老連女性部会。老連とは老人会連合会、だったかな(?)ともかくはその代表者の皆さんの研修会だ。
 萬年さん 天王寺三題
 江香さん 真田幸村大坂出陣
 忍狂    崇徳院
  
 本日は女性部会であるのでこちらも江香さんが前説を担当した。
 で、三人終わって控室に戻ったら3時20分
「ぎょぎょ」
 一時間半の予定だったのに。
「それじゃ、また明日」
 萬年さんと別れて家に帰った。今週の食事当番である私は、チキンカツを作った。
 暗くなってふっと外を見たら赤い光の列がポッ、ポッと点滅していた。
ー そうか、村のおばさんが言っていたが、すぐ稲の刈入れが始ま   る。赤い光は猪除けのライトなのか。

 ついこの間田植えをしていたのと思ったらもう稲刈り。早いものだ。稲の借り入れが済んだら、秋が深まって冬が来る。一年はほんまに早いです。
 明日は海南市の中野上公民館に出演します。
  


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2015年09月13日

 旧南丘家住宅寄席 顛末

 昨日の天気予報では今朝は雨。舞台道具の積み込みが難儀やろと思ったので昨日の内に用意を済ませた。それが幸いして7時ころから雨になった。準備万端、転ばぬ先の杖・・・その他には・・・
 粉河に着くころにはすっかり晴れていい天気になった。
 会場には紀ノ川市の職員の方の他に、サポーターの方も何人も来られていた。その中のお二人が今日のお茶子さん。
 定員40人で座敷の広さからしてゆったりしているのがいい。
 担当部署の方のご挨拶。なんとトイレの噺。客席が笑いに包まれた。いい雰囲気を作ってもらった。続いて私たちの紹介があった。例によって、三人でしょうもない話をして笑ってもらって開演となった。 
 萬年さん  平の陰
 江香さん  真田幸村大坂出陣
 忍狂     高津の富
 
 三人とも大いに受けたが本日の秀逸は江香さん。
 着物の袖に「全力」の文字を縫い付けていた。それがドッと受けたのだが別室の私たちには「何が受けてるのやら」さっぱりわからなかった。訳が分かったて、「何でものええ。自分壊すことが必要や」という結論に達した。
 時間にして一時間半の公演だった。終了後、表でお見送りをした。皆さんが笑顔で「面白かった」など言ってくれたのでホッとした。何より、私たちを呼んでくれたIさんの顔をつぶさなくてよかった。Iさん曰く 
「来年の春にお願いするかもわかりません。その時はよろしく」 
「はい。こちらこそよろしく」

 今日から夕食の当番が私に回ってきた。
 昨日、買っていた「おでん」を温めて食べました。

 
  


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