2015年11月30日

 口演速記本

 国立国会図書館から口演速記本、「はら皷」が届いた。
 明治期の桂派、二代目桂文枝を盟主とする上方落語のいわば本流に属する噺家の口演速記をまとめた本だ。
 発行   明治43年12月15日
 発行所 大阪道頓堀辨天座前 田中書店
 定価 30銭
 掲載されている落語
 桂文枝      文福茶釜
 桂枝雀      感冒の流行(風の神送り)
 桂仁左衛門    二世鍬形
 三遊亭右円遊   源平穴探し
 桂雀三郎     壺算
 桂雀之助     西行(西行鼓ヶ滝)
 三遊亭小円馬   油断大敵
 桂文福      近日息子
 三遊亭小円馬   借金指南所
 橘家 千橘    寒梅
 桂文里      大黒様の頭髪
 桂文福      変装動物(動物園)
 桂雀三郎     秋葉山(牛ほめ)
 桂仁左衛門    孝子仮面
 桂雀三郎     酒癖(親子酒)
 桂文枝      嘘から出た真実(稲荷俥)
 桂仁左衛門    夜泣きうどん(替り目)

  時代と共にすたれていく噺もあるし、題名が変わった噺もある。
  残っているのはそれだけ魅力があるし、時代に合わせて作り替え たのでしょう。はて、今とどこがどう違うのだろうか。

      
 
    


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2015年11月29日

あれ?あれれ?あーぁ。

 本日は粉河町の老人会に呼んでいただきました、のは有り難かったですが、会場について、準備して、控室で、そろそろ着替えようと思ったら、ステテコ、反パッチの類がありません。
「あれ?忘れたかー仕方ないなぁー」
 長襦袢を着たら下半身がスカスカして、妙な気分。
 で、帯を締めようとさがしたら、
「あれれ?忘れたかー」 萬年さんが、
「僕が済んだら貸すでぇ」 
「最初に三人でなあかんし・・・どうしよう」
で、タンスを開いた。丹前があるはず、その帯を借りよう。
「あったぁー」
 けど短い。ええい。二本つないで、クルクル着物を三周したらお見事。帯に見える。着物の柄とよく合った。
 萬年   寄合酒
 忍狂   鉄砲勇助
 江香   浜口梧陵伝

 皆さん、大変申し訳ございませんでした。・・・・反省・・・・
  


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2015年11月28日

 昨日は雪、今日は地元、明日はちょっと遠方でラ・ク・ゴ

 昨日の朝、窓を開けたらみぞれ。
「寒いはず」 夜が寒くてお毛布を三枚重ねました。
 しばらくしたらバラバラッとあられになってやがて雪。
 いつもの冬よりちょっこし早い降雪と積雪でした。
 本日は「退職公務員女性部会」に呼んでもらって落語。
 このところずっと「ふぐ鍋」 お昼も出していただきましたが、おなかがいっぱいになったら喋られないので・・・もったいなーぁ
 明日は粉河寺長町老人会で落語・講談を聞いていただきます。
 もう「ふぐ鍋」やらないつもり。
 今月はそれで終了・・・もう、ひと踏ん張り
   


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2015年11月23日

寄席が済んで日が暮れて

 昨日は「ひるさがり亭」11月席でした。
 出番がなかったので気楽でしたが、やっぱり物足りない。
 寄席が終わった後の脱力感とか反省とか喜びとかを一切感じないのですから。
 終演後、送り出しをしていたら、常連さんが、
「来月、再来月と来られへんわ。二月から来るよって」
「はい、お待ちしてます」 
 と言うものの、来月のガランとした客席が頭に浮かびました。しかし、私たちの寄席を楽しみにしてくださっている方がいるとは何てありがたいことか。
 寄席が済んで和歌山駅前の居酒屋でささやかな打ち上げ。
 大騒ぎするのじゃなく、ささやかに酒食を味わい、「それじゃ、また」
何て、サヨナラしました。愉しみの一つです。
 来月12月は13日の日曜日。一階カフェが会場です。
 お茶しながら聞いて下すってもよし、
 お茶しながら聞いてくださる方の傍で聞いて下すってもよし。
 今週の土曜日は退職公務員女性部会で一席、日曜日は粉河町の老人会で一席。ガンバロー。
 
 それにしても、会場すぐにきれいな女性のお客さんが客席に座っているのは絵になるもの。また、来てください。  


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2015年11月20日

 恒例「ひるさがり亭」11月席のご案内

 ひるさがり亭11月席
 「女流講談大会」
 出し物  天神堂梅干  宇喜多秀家八丈島物語
      ひさご亭江香 太閤と曽呂利
      和歌亭萬年  仏師屋盗人(落語)
      天神堂梅崙  清正の指物と一石加増の巻
 日 時 11月22日 午後1時開演
 場 所 黒江ぬりもの館 2階ギャラリー
       073-482-5321
   入場無料

  皆様のお越しをお待ちしております。  


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2015年11月19日

カイナンマンライブショーinオールドタイム

 話せば長くなりますので結論から申し上げます。
 この土曜日、11月21日午後19時から和歌山市の老舗的なライブハウス「オールドタイム」で落語をします。
 Kプロジェクト(地元海南市を盛り立てて行こうというお調子者の集まり)のメンバーが作った新作「カイナンマン哀歓」です。
 ご当地ヒーローと言うのが全国にありますが、海南市にあるのが「カイナンマン」 そのヒーローのダルサミット、バンド、ダンスで盛り上がろうという企てが「カイナンマンライブショーinオールドタイム」
 ライブショーは一部で、二部は「気の早い忘年会」
 それぞれ、1500円、1000円です。
 
 落語はAさん(秋月さん)が作った10分ほどの新作です。
 興味のある方はKプロジェクトまでご連絡ください。
 073-495-2573
  


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2015年11月15日

阪東寄席

 海南市の阪東自治会主催のサロンがあって落語・講談を聞いてい頂きました。その名も「阪東寄席」
 萬年さん 寄合酒
 江香さん 真田幸村大坂出陣
 忍狂    ふぐ鍋
 
 お客さん29人(江香さんによる)が集会所に詰めかけてくださいました。皆さんに大変喜んでいただけました。
 終わって片付けていましたら、老人会の役員さんでしょうか、
「好評であったので老人会にきてもらうかもしれません」
と言っていただき、名刺をすかさず渡してきました。
 こんな言葉ってうれしいです。
 それから、もうこれは何週間か前からですが、江香さんがかつらをかぶって出演しています。銀髪です。マリリンモンローみたいですが、着物の裾が風にめくれ上がったら、皆さん三日ほど寝付いてしまうかも。また、どこかで、ご縁があったら、見てください。値段は1500円ほど。
   


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2015年11月12日

ふれあいルームで「落語ってなぁに」

 昨日は朝から忙しい日だった。
 まずは、7時半から引越しの手伝いに行った。家に帰ったラ息子の嫁さんから孫の具合が悪いと電話が入った。私たち老夫婦が付き添って岩出の那賀病院に急いだ。私が嫁さんの車の運転をして、うちの老妻が舞台道具を積んだ軽トラを運転した。
 小児科はそれほどの込みようではなくて午後の1時には文化センターに向かって出発できた。途中、嫁さん・孫と別れてセンターに着いたのが午後1時半過ぎのこと。ふれあいルームのはじまるのが3時からだからあわてることもないのだが、気忙しいのが嫌だから・・・
 舞台の準備も終えて、控室でおにぎりとサンドイッチを食べて、さあ着替えようと思ってジャージーを脱いだら、パジャマを着たままだった。思わぬ事件が起こって着替える間が無かったのだ。むしろ、昨夜のうちに髭を剃っていたのが不幸中の幸いだった。
 さて、ふれあいルームだが、水曜日の午後だけ子供たちが集まって勉強したり遊んだりするのだそうだ。
 会場は文化センターの広い廊下。エントランスホールだったか?
 集まった子供たちは27人。
 どうしようか?受けるやろか?心配だった。
 ネタは動物園。随所にアドリブを入れた。子供たちは思いのほか笑ってくれたのがうれしかった。
 知り合いのD君のお母さんも聞いてくれて、終わった後、
「感激しました」と言って握手までしてもらった。
 そして今朝のこと。
「もし、どこかでこんな機会があったらあの話をしよう」とネタを頭で浚えていたが、ふと、
「このネタなんやったかな」
 なかなか思い出せず、(ア)から順番に記憶を引き寄せた。ついそこまで思い出しそうになるがなかなか浮かばない。ネタの題名が思い浮かばないのは初めてだ。ああーこれが老化かと開き直った瞬間思い出しました。
 鉄砲勇助
 ああ、よかった。  


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2015年11月10日

 午神落語会

 昨夜は午神自治会館に行ってきました。
 会館はこじんまりした建物です。玄関の硝子戸をあけたら靴脱ぎ場で6畳ほどの座敷が一つです。左手に流し場があって、右奥がトイレ。正面に大きな画面のテレビが置いてありました。その横にマッサージチェアーが一つ。左手が二枚扉のガラス戸です。敷地の関係で奥が斜めで舞台はテレビの前に作りました。
 この会、午神自治会主催と思っていたのですが、自治会長北出さん曰く、
「自治会主催にしたら手続きが面倒なので、演芸を親しむ会をたちあげたんよ。今のところ会員はわし一人よ」
 黒板には「第一回 落語に親しむ会」と書いたチラシが張ってありました。自治会に回覧してくれたんだそうです。何はともあれ、私たちが栄えある第一回目の出演者でした。
 開演は夜の7時。
 地域の方が次々にお越しで15人の方が会館に来てくださいました。
 中に、その自治会の方ではないのですが、北出さんのお知り合いで病気以来、家の引きこもりがちという方を迎えに行かれました。
 自分の趣味ではなくて周りの人々のために楽しめる会を立ち上げたんだと思います。
 公の行事の一つではない落語の為の会で、その上、夜と言うこもあって落ち着いた会でした。
 連歌が座の文芸と言われるように、小さななこじんまりした空間で一座の人々が一つの世界を作り上げるように、落語・講談も似たようなもんじゃないのかと思いました。
 演芸に親しむ会がどんどん発展して、いやゆったり続いて、どこかでもう一度と言わず、何度でも出演したいと思いました。

 明日は、紀美野町の文化センターで学童保育の子供たちに落語を語る会があります。担当のT先生の依頼によるものです。
 

  


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2015年11月07日

「芋まる」のかずちゃん

 かずちゃんの家の前を通ったら、軽トラックの荷台でごそごそ作業をしていた。
 かずちゃんは焼き芋やさんだ。年齢不詳。多分・・・くらいかな。小柄でほんの少しポッチャリしていて、ケラケラ笑う。ここには書けないが彼女は今、人生の凄い試練に耐えている。それなのにいつも明るい。
「やあ、お出かけ」
 車を横付けしてクラクションをププー鳴らした。かずちゃんはちょっと驚いた顔を私に向けて、
「はい。でも、ちょっと雨が降ってきました」
 フロントガラスに雨雫がプツプツ。
「そうやな。まあ、頑張ってなぁ~」
 かずちゃんは手を振って見送ってくれた。
 彼女は11月になったら本格的に焼き芋屋さんになる。手作りの焼き窯を軽トラックに積んであちらこちらで売り歩いている。
「売れなくて、時間給200円の時もあるそうだ。
 皆さん、焼き芋屋「芋まる」を見かけたら、そして、もし懐に余裕があったら買ってあげてください。彼女の焼き芋は美味しいけど、それ以上に彼女の人柄がいいんです。
 はてさて、今日は繁盛したのでしょうか。  


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